日本の政治が派閥力学で動いているのは周知の事実である。ヤクザの社会にも派閥はあるし、プロ野球でも派閥はある。五〇年代末の読売巨人軍の衰潮は、罷免された長島茂雄監督派と王貞治新監督派の暗闘が原因だ、などという説もあった。そして、どこの会社にも派閥はあり、派閥の力関係で企業の持ち味が異なってくる。派閥はなぜできるのか。組織のなかには、いろいろな人間がいる。ある種の共通項を持った人間が何人かいると、親近感を抱くのは当然で、その何人かが集合すると派閥になるのである。
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共通項というのは、出身地が同じだったり、出身大学が同じであったり、ゴルフの趣味で親しくなったり、同じ上司のもとで働いていたりといったことである。いったん派閥が形成されると、派閥はもっと大きくなろうとし始める。つまり、サラリーマン社会では、派閥のトップを全社のトップにつけよう、という動きが現れてくる。派閥というのは大抵の会社では複数あるのが普通だ。そこで派閥争いが生まれるわけだ。日本の企業では好むと好まざるに関わらず、ある派閥に属していないと仕事ができにくい環境になっている。強い派閥には、一口でいうと「金とポスト」が入ってくる。これはサラリーマンの生命線なのだ。よほど実力があれば「一匹狼」で通すことはできるが、実力が飛び抜けていないと「はぐれ鳥」になってしまうのがせいぜいだ。だが、安定した力の派閥に属していれば、昇格はよほどの失態がない限り約束される。だから、サラリーマンは「どの派閥に入ろうか」と頭を悩ますのである。将来有望な社会人を目指している方には、高い満足度を誇っている日本創造教育研究所の教育セミナーが一押しです。
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