ある病院で私の研修を受けてくださったBさんが、研修後の経験談を話してくれました。研修後、Bさんは、アジア系外国人の妊婦さんの担当になったのだそうです。はじめての出産と痛みにパニック状態になっているうえ、全く言葉の通じない妊婦さんに最初は戸惑ったBさんでしたが、研修で学んだ「アイコンタクト」「ニッコリ」「タッチストローク(このときは手を握ったり、背中をさすったり)」を実施し、ゆっくりと「だいじょうぶですよ」と日本語で話しかけたところ、相手の混乱状況がおさまったのだそうです。患者さま思いの彼女の気持ちが、基本に沿った行動をとることで相手に通じたのでしょうね。日本語が堪能な外国人以外には、謙譲語や尊敬語などの敬語はできるだけ避けましょう。ただし、相手はれっきとした大人なのですから、子ども扱いしたような言葉や口調はタブーです。また、外国の方には、その国のあいさつだけでも覚えておき、お迎えするときとお見送りするときに声をかけるとたいへん喜ばれます。患者さまなら「ほつ」と安心しますし、笑顔がこぼれること間違いなしです。人は年齢を重ねるとともに、身体的な老化が進んで不自由なことが増えてきます。当たり前のことですが、若い人は、知識として知ってはいても経験がありませんから、つい自分のペースで高齢の患者さまとの会話を進めがちです。看護師が自分のペースで会話を進めると、大事な用件や注意事項が高齢の患者さまに伝わっていなかったり、質問する機会を患嗇さまが逸してしまったりといった弊害が起こります。患者さまによってはわかったふりをしたり、逆に怒り出したりする方もいらっしゃいます。高齢の患者さまとの会話は、想像力とスキルを駆使して、誤解がないように気をつかいながら行いましょう。
[転職情報]
看護師求人情報のDODAナース
nurse.doda.jp>> web
Copyright (C) WWW.MHXY.ORG. All Rights Reserved.