入学試験でも資格試験でも、予備校には必ず、「いい講師」と「悪い講師」がいます。「いい講師」というのは、試験に必要な知識をわかりやすく、かつ、頭に定着するように説明してくれる講師のことで、「悪い講師」はおおむねその逆と考えていただければ、間違いはないでしょう。ただ、この「いい講師」「悪い講師」というのは、受講する側の主観に大いに左右されるものでもあります。同じ講師が、Aさんにとってはいい講師なのに、Bさんにとっては最悪の講師だということもよくあります。その原因として、「学習の到達レベルの違い」や「相性」といったものが考えられますが、とにもかくにも、「自分自身にとって『いい講師』」の授業だけを受けることが肝心です。
「気力など本人の意識次第でどうにでもなる」「たらざるは気力で補え」と気力の消耗を無視して猪突猛進すれば、気力が枯渇することは目に見えています。とくに小学生は気力のストックが非常に小さいので受験勉強はいずれ破綻するでしょう。「人生の目的は満足感を得ること」とすべての時間を遊びに費やせば破産するのと同じです。以上が子供の本質と受験生の精神管理に関する考察で、この点をふまえるだけでも子供と親の間の摩擦はずいぶん軽減されると思います。大人の目には子供がじつに情けない存在としてうつりますが、彼らはけっして怠惰でも不真面目でもありません。子供たちはきわめて合理的に行動しているだけなのです。そこで親は子供の合理性を理解し、これをじょうずに利用しましょう。そして受験勉強を進めるうえで大切なのは精神論や努力至上主義ではなく、効率性ではないでしょうか。根性で押しきっても成果は上がりません。
勉強に対する助走状態の次に、では具体的に何をしたらいいか、何をしたいのかを考えましょう。たとえば、資格試験を受けようと思い立ったとします。最初から目標が決まっていればいいのですが、これから何を受けようかという場合、資格試験についての中身から勉強しなければなりません。司法試験や公認会計士試験ではハードルが高すぎるとすれば、人気の社会保険労務士やケアマネージヤー試験など、何を受けるか、自分の性格と経験、知識などを考慮しつつ、いろいろ調べなければなりません。調べたうえで、目標が定まったら、今度はいままでの試験問題や出題傾向、合格のボーダーライン、さらに資格試験に強い予備校などのカリキュラム、費用といった一巡の情報にもアンテナを張る必要があります。要するに、合格の現実的な可能性が確認されれば、勉強の動機づけはぐっと高まるからです。
Copyright (C) WWW.MHXY.ORG. All Rights Reserved.